把手部が郭成された便器
专利摘要:
便器は、リザーバを郭成する本体部材を備えており、リザーバが、身体の排泄物を受け入れるために成形及び寸法決めされており、本体部材が、便器ライナーを受け入れるために成形された容器部と、本体部材によって郭成されたリザーバへのアクセスを提供する中央開口を備える開放型支持部とを備える。支持部は、リザーバへの中央開口の周縁から下方へ延びる周囲壁によって郭成されている。底壁が周囲壁の底に設けられる場合もあれば、設けられない場合もある。底壁が設けられる場合は、リザーバの底を閉じるために、中央開口とは反対側の周囲壁の下縁に郭成される。少なくとも1つの把手部が、便器の患者の臀部の下への挿入と取り出しのために設けられており、把手部が、底壁(存在すれば)と周囲壁のうちの少なくとも一方を貫通する開口を備える。ライナーが容器部によって受け入れられる際に、リザーバの中央開口が、便器ライナーによって覆われる。 公开号:JP2011505927A 申请号:JP2010537224 申请日:2008-12-11 公开日:2011-03-03 发明作者:タングェイ,エリック 申请人:ハイジー カナダ インコーポレーテッド; IPC主号:A61G9-00
专利说明:
[0001] 本発明は、便器、特に把持機能を有する便器に関する。] 背景技術 [0002] 便器は、トイレット(toileting)装置として、通常、尿及び便の排泄物を集めるための金属、ガラス又はプラスチック製の容れ物で構成される。この便器は、ベッド又は車椅子に拘束される人々のために一般に使用される。] [0003] 関連出願の相互参照 本出願は、出願人によって2007年12月12日に出願された米国仮特許出願第60/996951号の優先権を主張する。] [0004] 患者自身か又は看護スタッフは、便器(bedpan)を患者の臀部の下に挿入し、便器が尿及び/又は便の排泄物を含むと、便器を回収する。患者の位置に応じて、便器は挿入され、その内容物のこぼれを防止するよう努めながら、患者に対して前方、後方又は側方から取り出される。] [0005] 便器の外面は一般に比較的滑らかであり、便器の把持は、特に患者がその臀部を持ち上げるのに手助けされる必要がある場合には、容易ではない。] [0006] 看護スタッフは、患者の臀部の下に位置する便器を取り出し、その内容物を処分するのに適切な領域まで便器を運び、再利用のために消毒し、ことによると殺菌する。看護スタッフは、これらの不衛生な物質との接触を避けるために特別な用心を行うことが必要とされる。加えて、必要とされる取り扱い工程(運搬、排液、洗浄、すすぎ、消毒、殺菌)はかなり重大でうんざりする。] 発明が解決しようとする課題 [0007] 従って、上述の難点の少なくとも1つに対処することが本発明の目的である。] 課題を解決するための手段 [0008] 一般的な態様によれば、便器であって、リザーバを郭成する本体部材であり、リザーバが、身体の排泄物を受け入れるために成形及び寸法決めされており、本体部材が、便器ライナーを受け入れるために成形された容器部(receptacle portion)と、本体部材によって郭成されたリザーバへ通じる中央開口を備える開放型支持部(open support section)とを備える、本体部材を備える便器が提供される。支持部は、リザーバへの中央開口の周縁から下方へ延びる周囲壁によって郭成されている。底壁が周囲壁の底に設けられる場合もあれば、設けられない場合もある。底壁が設けられる場合は、リザーバの底を閉じるために、中央開口とは反対側の周囲壁の下縁に郭成される。少なくとも1つの把手部が、便器の患者の臀部の下への挿入と取り出しのために設けられており、把手部が、底壁(存在すれば)と周囲壁のうちの少なくとも一方を貫通する開口を備える。ライナーが容器部によって受け入れられる際に、リザーバの中央開口が、便器ライナーによって覆われる。] [0009] 本発明の第1の態様によれば、身体の排泄物を受け入れるために成形及び寸法決めされたリザーバを郭成する本体部材であって、便器ライナーを受け入れるために成形された容器部と、本体部材によって郭成されたリザーバへ通じる中央開口を有する開放型支持部とを有し、支持部が、リザーバへの中央開口の周縁から下方へ延びる周囲壁によって郭成されている本体部材と、患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの周設された把手部であって、周囲壁を貫通する開口を有する少なくとも1つの周設された把手部とを備え、便器ライナーが容器部によって受け入れられるときに、リザーバの中央開口がこの便器ライナーによって覆われる、便器が提供される。] [0010] 底壁が、周囲壁の底にさらに設けられることがあり、リザーバの底を閉じるように中央開口と反対側の周囲壁の下縁に郭成される。少なくとも1つの底面把手部が、患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのためにさらに設けられることがあり、底面把手部は、底壁を貫通する開口を備える。] [0011] 本発明の第2の態様によれば、身体の排泄物を受け入れるために成形及び寸法決めされたリザーバを郭成する本体部材であって、便器ライナーを受け入れるために成形された容器部と、本体部材によって郭成されたリザーバへ通じる中央開口を有する開放型支持部とを含み、、容器部が底壁を備え、支持部が、底壁の周縁から上方へ延びる周囲壁によって郭成される本体部材と、患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの把手部であって、底壁と周囲壁のうちの少なくとも一方を貫通する開口を有する少なくとも1つの把手部と有する便器であって、ライナーが容器部によって受け入れられる際に、リザーバの中央開口が便器ライナーによって覆われる、便器が提供される。] [0012] 本発明の第3の態様によれば、便器ライナーと組合せられるボトムレス便器であって、周囲壁部材を有する筒状体(cylinder)であって、周囲壁部材が、人間の排泄物を保持可能な便器ライナーを受け入れるための筒状体周縁を郭成するように構成されている筒状体と、患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの把手部であって、周囲壁部材を貫通する貫通孔を有する、少なくとも1つの把手部とを備えるボトムレス便器が提供される。] [0013] 本発明の第4の態様によれば、便器ライナーと組合せられる便器であって、周囲壁部材と底壁部材を備える器(vessel)であって、周囲壁部材と底壁部材が、人間の排泄物を保持可能な便器ライナーを受け入れるために、器内にキャビティを郭成するように構成されている器と、患者の臀部の下への容器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの把手部であって、周囲壁部材と底壁部材のうちの少なくとも一方を貫通する貫通孔を有する少なくとも1つの把手部とを備える便器が提供される。] [0014] 本発明の第5の態様によれば、人間の排泄物を保持可能な便器ライナーと、周囲壁部材を備える筒状体であり、周囲壁部材が、便器ライナーを受け入れるための筒状体上縁と、便器の患者の臀部の下への挿入と取り出しのために周囲壁部材を貫通する少なくとも1つの開口把手部(apertured handle)とを郭成するように構成されている、筒状体とを備え、便器ライナーが、筒状体に挿入可能であり、周囲壁部材の内側を少なくとも部分的に覆うことによって、開口把手部を覆うとともに、受け入れた人間の排泄物を筒状体及びライナーの内側に保持する、便器キットが提供される。] [0015] 本発明の第6の態様によれば、底壁とそれを取り囲む周囲壁を有する剛性の開放型受け皿(open top pan)であって、底壁とそれを取り囲む周囲壁が、開放型受け皿内にキャビティを郭成し、底壁とそれを取り囲む周囲壁のうちの少なくとも一方が、患者の臀部の下への容器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの開口把手部を有する剛性の開放型受け皿と、キャビティに挿入可能であり、底壁及びそれを取り囲む周囲壁の内側を少なくとも部分的に覆うとともに、受け入れた人間の排泄物を保持するために少なくとも1つの開口把手部を覆う便器ライナーとを備える便器キットが提供される。] [0016] このように本発明の本質を一般的に記述したが、ここで、その好ましい実施形態を例示として示しながら、添付の図面に対して参照がなされるであろう。] 図面の簡単な説明 [0017] 一実施形態に従って開口把手部を有する便器の斜視図である。 図1に示す便器の平面図である。 図1に示す便器の前立面図である。 図1に示す便器の側立面図である。 別の実施形態に従って開口把手部を有する別の便器の斜視上面図である。 図5の便器の斜視底面図である。 折り畳まれた便器ライナーが上面に広がるように設けられた、図1の便器である。 図1に示す便器の周りに包まれた、折り畳まれていない図7の便器ライナーの上面図である。 図1に示す便器の周りに包まれた、折り畳まれていない図7の便器ライナーの底面図である。 別の実施形態に従ってボトムレス容器部を有する別の便器の斜視上面図である。] 図1 図5 図7 [0018] 添付図面の全体を通して、同様の特徴が同様の参照符号によって特定されていることに気付かされるであろう。] 実施例 [0019] ここで、図面、より詳細には図1〜図4に関して、便器20が、後端22と、より薄くより先細りにされた前端24とを備え、上面視で概ね楕円形状であることが分かるであろう。] 図1 図2 図3 図4 [0020] 便器20は、開放型平鍋形状の本体部材26を有する。本体部材26は、容器部28(又は器)と、容器部28から外方へ延びる便座部材30(又は開放型支持部)とを有している。容器部28は、概ね平坦な底壁32と、底壁32の周縁36から上方へ延びる直立の周囲壁34とによって郭成されている。直立壁34は、一対の対向する側壁部38と、後端壁部40及び後端壁部40より短い前端壁部42を備える対向する端壁部とを有すると説明され得る。側壁部38は、後端壁部40から前端壁部42に向かって下方へ次第に薄くなっており、底壁32は概ね平坦である。様々な壁部38、40、42は、概ね連続する直立の周囲壁34を郭成するように一体になっている。] [0021] 底壁32と直立の周囲壁34は、以下により詳細に説明されるように、身体の排泄物を受け入れるために成形及び寸法決めされたキャビティ又はリザーバ44を一緒に郭成している。] [0022] 直立の周囲壁34の上部周縁46から外方へ直角に延びているのは、便座部材30である。便座部材30は、水平展開部50と下方展開部52とを有するフランジ48を備えている。] [0023] フランジ48の水平展開部50は、前方部54と後方部56とを有し、後方部56は、前方部54より幅広である。後方部56はそれほど厚くはない。前方部54は、後方部56より厚く、プレートを形成している。側壁部58が前方部54と後方部56との間で延びている。側壁部58は、前方部54から後方部56に向かって次第に幅を細くし、それによって便器20に鍵穴楕円形状をもたらしている。] [0024] 便器20の前部は前端24として特定され、便器20の後部は後端22として特定されているが、使用時には、便器20の前部が患者の後方に位置し、便器20の後部が患者の前方に位置することに気付かされるであろう。] [0025] 実際には、患者がベッドに仰向きに寝ている間に便器20を患者の臀部の下に挿入するために、便器20の後方部56が、サービス提供者によって随意に把手部の1つを使って把持される。サービス提供者は、その後、前端24が患者の臀部に最も近づき、かつ後端22が患者の足に最も近づくようにして、便器20を患者の両脚の間に置く。便器20は、その後、患者の臀部に向かって押し込まれ、前方部54のプレートが臀部に最初に達する。サービス提供者によって後方部56に対して患者に向かって加えられる圧力と、あるとすれば、患者自身の、両肩をベッドに載せた状態で臀部を引き上げて持ち上げようとする力が、前方部54のプレートが臀部を上げて下方に滑り込むことを可能にする。] [0026] 患者による使用のために臀部の下に置かれると、フランジ48の水平展開部50のプレートが、患者の背中と臀部の頂上を受け入れ、リザーバ44が、人間の排泄物を受け入れるように身体開口部と位置合わせされ、患者の脚が、便器20の先細り状の側壁部58に沿ってリザーバから後端22に向かって伸ばされ、患者の足が、後端22から離れた所に位置する。] [0027] 便器20が患者の臀部の下に置かれようとする時に患者が横向きに寝ている場合は、前方部24が今までどおり患者の背中に据えられ、後方部22が把手部とフランジを使って腿に据えられることになるであろう。患者は、その後、便器20を使用するために仰向けにされるだけであろう。] [0028] フランジ48の下方展開部52は、水平展開部50の外周縁60から概ね下方へ延び、直立の周囲壁34と間隔を置いている。便器20の後端22の下方展開部52は、前方に延びるにつれて拡大している。下方展開部52の底縁62は、便器底壁32の平面よりいくらか上方で終わっている。結果として、付き添い人が、便器20を患者の下から側方に引き出す時に、指をフランジ48の下に入れて、把手部として利用することが可能である。] [0029] 貫通孔64、66が容器部28の底壁32と周囲壁34をそれぞれ貫通している。貫通孔64、66は、便器20の患者の臀部の下への挿入と臀部からの引き出しを容易にする開口把手部である。開口把手部64、66は、便器の把持特性を向上させるために、丸みを付けられた周縁を有している。] [0030] 図1〜図4に示す実施形態では、底壁32が3つの開口把手部64a、64b、64cを備えており、1つの把手部64aは、後端22とほぼ平行に近接しており、2つの把手部64b、64cは、それぞれの側壁部38とほぼ平行で、前端24と近接している。代わりの実施形態では、底壁32がより多くの、又はより少ない開口把手部64を備えることがあること、及び開口把手部64の場所が異なることがあることは理解される。付き添い人は、後端の開口把手部64aを使用して、便器20を患者の後方から挿入するか又は引き出すことができる。同様に、付き添い人は、各側方の開口把手部64b、64cを使用して、便器20を患者の側方又は前方から挿入し、引き出すことができる。] 図1 図2 図3 図4 [0031] 同様に、図1〜図4に示す実施形態では、周囲壁34が、各側壁部38の後端22に近接する2つの開口把手部66を備えている。代わりの実施形態では、周囲壁34がより多くの、又はより少ない開口把手部66を備えることがあること、及び開口把手部66の場所が異なることがあることは理解される。付き添い人は、各側壁の開口把手部66を使用して、便器20を患者の側方から挿入し、引き出すことができる。] 図1 図2 図3 図4 [0032] 底壁及び周囲壁の開口把手部64、66の両方の形状が図1〜図4に関連して示すものと異なることがあることは理解される。] 図1 図2 図3 図4 [0033] 図5及び図6に関して、便器20の別の実施形態が示されている。この実施形態では、挿入用開口68がなく、補強リブ94、96が、便器の剛性を増大させるために付加され、側面把手部66が除去され、後部把手部92が後端壁40に付加された。内方突出部90も、便器20の剛性と快適性を増す。] 図5 図6 [0034] この実施形態では、6つの内方突出部90が設けられているが、いかなる数も使用されることがあり得たし、多くの様々なサイズと形状のものが様々な場所に使用されることがあり得た。4つの側面リブ94と3つの前部リブ96が設けられているが、それらの数、形状、サイズ及び場所も異なることがあり得た。] [0035] この実施形態では、後部把手部92が後端壁40に設けられており、他の周囲壁貫通孔66は全く設けられていない。容易に理解されるように、便器20の安定性と剛性が保持される限り、いかなる数の把手部も設けられることがあり得た。便座部材30のフランジ48の下方展開部52も、図1の実施形態より大きく、便器が使用中又は患者の臀部の下からの取り出し時に揺り動かされる際の内容物のこぼれを防ぐのに役立つ。下方展開部52は、便器の全回転と、液体の容れ物から前端への移動、フランジを越えて患者が位置するベッドへの移動を防ぐストッパの役割を果たす。] 図1 [0036] 便器20は、様々な材料、例えば、金属、ガラス、又はポリマーから製造され得る。例えば、ポリエチレン又はポリプロピレンが、いかなる所望の色にも成型されて使用され得る。] [0037] 少なくとも1つの開口把手部64、66を有する便器20は、特に付き添い人による使用のために、便器の挿入と取り出しを容易にするために設計された、新しい、改良された便器構造を提供する。便器ライナー70との組合せで、便器20は、時間のかかる、難しい取り扱い工程を軽減させる。] [0038] 側壁34と底壁32のうちの少なくとも一方に設けられた開口把手部64、66は、便器20の患者の下への挿入と患者の下からの引き出しを容易にする。] [0039] 便器20は、このように比較的軽量で快適であり、容易に取り扱われることができる。] [0040] 一実施形態では、直立壁34が、上縁46から下縁36に向かってキャビティ44に対して内側へ次第にテーパ状になり、フランジ48の下方展開部52が、上縁60から底縁62に向かってキャビティ44に対して外側へ次第にテーパ状になることがある。結果として得られる便器20は、これにより、別の便器内に重ね合わされることができる。従って、複数の便器20を保管又は輸送する際に、貴重な空間が節約される。] [0041] 一実施形態では、便器20は、9インチから13インチにわたる幅と、14インチから17インチにわたる長さと、2.5インチから5インチにわたる高さを有している。代わりの実施形態では、便器20は、11インチから12インチにわたる幅と、15インチから16インチにわたる長さと、3.75インチから4.4インチにわたる高さを有している。] [0042] 一実施形態では、キャビティ44は7インチから9.5インチにわたる幅を有し、代わりの実施形態では、キャビティ幅は8インチと9インチの間である。] [0043] 一実施形態では、周縁36と底縁62との間の直立の周囲壁34の高さは、0.8インチと1.2インチの間であり、代わりの実施形態では、それが0.9インチと1.1インチの間である。] [0044] 一実施形態では、前端24におけるフランジ48の下方展開部52の高さは、0.5インチと1インチの間である。] [0045] 一実施形態では、開口把手部64、66の幅と長さは、それぞれ0.75インチと1.25インチの間と、2.75インチと4.5インチの間である。] [0046] 便器20が上述の寸法のいかなる組合せでも製造され得ることは理解される。] [0047] ここで図7〜図9に関して、底壁62及び/又は周囲壁34に郭成された開口把手部64、66にもかかわらず、キャビティ44中に人間の排泄物を保持するために、使い捨ての便器ライナー70がキャビティ44に受け入れられることが図示されている。一実施形態では、便器ライナー70が容器部28の内面72を覆う。便器ライナー、例えば、欧州特許第0948304号に記載のものが使用され得る。] 図7 図8 図9 [0048] 使用時には、図8及び図9に示すように、袋の形状を有する便器ライナー70が、便座部材30と容器部28の内面72を同時に覆う。袋70の上縁74が、便器ライナー70を調整して便器20に固定するために、フランジ48の下にぴったりとはめ込まれる。代わりの実施形態では、上縁74が、容器部28の下方で結び合わされる。] 図8 図9 [0049] 一実施形態では、便器ライナー70は、容器部28全体と便座部材30の水平展開部50を覆うようなサイズと形状にされている。便器ライナー70は、便器20に対してフランジ48又は容器部28の下で固定され、それと同時に便座部材30の垂直展開部52も覆うことができる。便器ライナー70は、便器ライナー70の上縁74に摺動可能に取り付けられたロープ76を締めることによって便器に固定され得る。あるいは、便器ライナー70は、便器20の外面に圧力を加えることによって便器ライナー70を固定するゴムバンド(図示せず)を備えることがある。] [0050] 便器ライナー70は、便器20を患者の臀部の下に挿入する前に、キャビティ44内に配置され得る。しかしながら、代わりの実施形態では、便器ライナー70は、便器20が患者の臀部の下に挿入されるとすぐに、キャビティ44に設けられることがある。] [0051] 便器ライナー70は、可撓性かつ不浸透性材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、複合不織布(complex and non-woven)ポリエチレン、弾性紙又は防水性バッティングの層78を備えることがある。便器ライナー70は、ビニールからなることもある。便器ライナー70は、患者の快適さを向上させるために不織布材料で内張りされることがある。] [0052] 一実施形態では、便器ライナーは、液体を捕捉する吸収材料層80、例えばゲルをさらに備えている。吸収材料層80は、ほぼ瞬時に液体を保持して、取り扱いを容易にする。例えば、中和、硬化及び/又は網状ポリアクリレートが使用され得る。この吸収材料層80は、ライナー70の不可分の部分を形成するか、又は別に設けられてライナー70上に単に置かれることができる。] [0053] 吸収材料層80は、層78と別個の構成部分であるか、又は一体物として設けられることができる。例えば、ゲル剤は、粉末結晶状又は繊維状であり、袋の底に散り広げられるか、又は貼付されることができる。ゲル剤は、袋の底に置かれるか又は糊付けされた小さな包みに含まれることがある。袋は、水溶性材料、又は液体との接触時に分解するように液体によって脆弱化される材料(例えば、紙やセルロースのワディング)から製造され得る。あるいは、ゲル剤は、不織布具に挿入されるか、粘着紙に糊付けされるか、又は単に袋の底に糊付け若しくは載置されることができる。] [0054] ゲル剤は、快適性の条件を向上させる製品を含むことがある。例えば、ゲル剤は、防臭剤、防腐剤、抗ウィルス剤、抗レトロウィルス剤、殺微生物剤、殺菌剤、殺真菌剤、試薬などを含むことがある。] [0055] 検査が必要である場合には、図1に示され、便器20に設けられた挿入用開口68が、患者の臀部にアクセスして、物品、例えば、座薬形式の薬や、指を挿入するために使用されることができる。挿入用開口68は、通常、把手部として使用されない。その便器20における存在は全く任意である。] 図1 [0056] ライナー70が、便器20全体を覆って身体の排泄物を受け入れる際に、この挿入用開口68が、図8及び図9に示す実施形態において無用であることは容易に理解されるであろう。挿入用開口68は、従って、本発明から逸脱することなしに便器のデザインから省略され得る。] 図8 図9 [0057] 図10は、便器20の容器部28’がボトムレス(bottomless)であり、容器部28’の直立の周囲壁34のみが把手部を含む便器20の実施形態を示す。図10に示す実施形態では、壁34には2つの把手部66が郭成されており、底壁32がないので、容れ物の底壁32に郭成される把手部がない。便器20のこの実施形態は、ライナー70、例えば、図7〜図9に関連して図示され説明されたものを使用することを必要とする。実際には、便器20にライナー70が設けられると、そして便器が患者の臀部の下に置かれると、図1の実施形態の容器部28の平坦な底壁32は無用になる。周囲壁34の少なくとも1つの把手部は、サービス提供者が患者の臀部の下に便器を置くこと及び取り出すことに役立てるのになお有用である。] 図1 図10 図7 図8 図9 [0058] この実施形態は、便器の容器部に積み上がって、こぼれのない便器の正しい使用を困難にする傾向がある臀部領域周りの大量の軟部組織を有する肥り過ぎの患者での使用に特に有用である。この実施形態では、軟部組織は、容器部に入って、底壁に達することなく中へ落ちることができ、従って容器部に積み上げられない。容易に理解されるように、ライナー70は、便器20全体を覆いつつ、便器の容器部内に容器形状の空間を形成可能にするのに十分なサイズにされる必要がある。] [0059] 図10のこのボトムレス便器は、図1のタイプの便器を成型し、その後平坦な底壁32を切り取ることによって製造され得る。便器は好ましくはリサイクル可能なプラスチック材料からなるので、このようにして除去された底壁32は、再利用のために溶融され得る。] 図1 図10 [0060] 便器容器は、単に周囲壁34によって郭成された筒状体であると考えることができる。筒状体は、好ましくはほぼ洋梨形の断面、すなわち、器(vessel)の中央開口を有しており、従って洋梨形筒状体である。容易に理解されるように、患者による使用と快適さにとって適切であれば、他の断面形状が使用されることもあり得た。筒状体は、器が図10の実施形態のようにボトムレスである場合に二端が開口であるか、洋梨形断面の底壁32によって一端が閉じられているかのどちらかである。] 図10 [0061] 上述の本発明の実施形態は、単に例示であるように意図されている。本発明の範囲は、従って、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるように意図されている。]
权利要求:
請求項1 身体の排泄物を受け入れるために成形され寸法決めされたリザーバを郭成する本体部材であって、便器ライナーを受け入れるために成形された容器部と、本体部材によって郭成されたリザーバへ通じる中央開口を備えた開放型支持部とを有し、前記支持部が、リザーバへの中央開口の周縁から下方へ延在する周囲壁によって郭成されている、本体部材と、前記周囲壁を貫通する開口を備え、患者の臀部下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの周設された把手部とを含み、前記便器ライナーが前記容器部に受け入れられる際に、前記リザーバの中央開口が前記便器ライナーによって覆われる、便器。 請求項2 前記周囲壁の底に設けられ、前記リザーバの底を閉じるように前記中央開口と反対側の前記周囲壁の下縁に郭成された底壁をさらに含む、請求項1に記載の便器。 請求項3 患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの底面把手部であって、前記底壁を貫通する開口を有する少なくとも1つの底面把手部をさらに含む、請求項2に記載の便器。 請求項4 前記少なくとも1つの周設された把手部が1つの周設された把手部であり、前記少なくとも1つの底面把手部が3つの底面把手部である、請求項3に記載の便器。 請求項5 請求項1から4のいずれか一項に記載の便器であって、前記便器ライナーが使い捨てである、便器。 請求項6 リザーバを郭成する本体部材であり、リザーバが、身体の排泄物を受け入れるために成形及び寸法決めされており、本体部材が、便器ライナーを受け入れるために成形された容器部と、本体部材によって郭成されたリザーバへ通じる中央開口を備える開放型支持部とを有し、前記容器部が底壁を有し、前記支持部が前記底壁の周縁から上方へ延びる周囲壁によって郭成されている、本体部材と、患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの把手部であって、前記底壁と前記周囲壁のうちの少なくとも一方を貫通する開口を有する、少なくとも1つの把手部とを含み、ライナーが前記容器部によって受け入れられる際に、前記リザーバの前記中央開口が前記便器ライナーによって覆われる、便器。 請求項7 前記少なくとも1つの把手部が1つの把手部であり、前記開口が、前記底壁を貫通する開口である、請求項6に記載の便器。 請求項8 前記少なくとも1つの把手部が3つの把手部であり、前記3つの把手部のそれぞれが、前記底壁を貫通する開口を有する、請求項6に記載の便器。 請求項9 前記少なくとも1つの把手部が2つの把手部であり、前記2つの把手部のそれぞれが、前記周囲壁を貫通する開口を有する、請求項6に記載の便器。 請求項10 前記少なくとも1つの把手部が5つの把手部であり、前記5つの把手部のうちの3つが、前記底壁を貫通する開口を有し、前記5つの把手部のうちの他の2つが、前記周囲壁を貫通する開口を有する、請求項6に記載の便器。 請求項11 前記2つの把手部が、前記周囲壁において前記便器の後部の近くで互いに部分的に向かい合っている、請求項9または請求項10に記載の便器。 請求項12 前記ライナーが使い捨てのライナーである、請求項6から10のいずれか一項に記載の便器。 請求項13 便器ライナーと組合せられるボトムレス便器であって、周囲壁部材を備える筒状体であって、前記周囲壁部材が、人間の排泄物を保持可能な便器ライナーを受け入れるための筒状体周縁を郭成するように構成されている、筒状体と、患者の臀部の下への便器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの把手部であって、前記周囲壁部材を貫通する貫通孔を有する、少なくとも1つの把手部とを備えるボトムレス便器。 請求項14 前記便器ライナーが使い捨ての便器ライナーである、請求項13に記載のボトムレス便器。 請求項15 便器ライナーと組合せられる便器であって、周囲壁部材と底壁部材とを有する器であって、前記周囲壁部材と前記底壁部材が、人間の排泄物を保持可能な便器ライナーを受け入れるために、器内にキャビティを郭成するように構成されている、器と、患者の臀部の下への前記器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの把手部であって、前記周囲壁部材と前記底壁部材のうちの少なくとも一方を貫通する貫通孔を備える、少なくとも1つの把手部とを備える便器。 請求項16 前記貫通孔が、前記底壁部材を貫通する貫通孔である、請求項15に記載の便器。 請求項17 前記貫通孔が、前記周囲壁部材を貫通する貫通孔である、請求項15に記載の便器。 請求項18 前記ライナーが使い捨てのライナーである、請求項15に記載の便器。 請求項19 人間の排泄物を保持可能な便器ライナーと、周囲壁部材を備える筒状体であって、周囲壁部材が、便器ライナーを受け入れるための筒状体上縁と、便器の患者の臀部の下への挿入と取り出しのために周囲壁部材を貫通する少なくとも1つの開口把手部とを郭成するように構成されている、筒状体とを備え、前記便器ライナーが、前記筒状体に挿入可能であり、前記周囲壁部材の内側を少なくとも部分的に覆うことによって、前記開口把手部を覆うとともに、前記受け入れた人間の排泄物を前記筒状体及び前記ライナーの内側に保持する、便器キット。 請求項20 前記便器ライナーが使い捨ての便器ライナーである、請求項19に記載の便器キット。 請求項21 前記筒状体が、前記筒状体を閉じてリザーバにするために筒状体底縁に郭成された底壁を有する、請求項19に記載の便器キット。 請求項22 底壁とそれを取り囲む周囲壁を有する剛性の開放型受け皿であって、底壁とそれを取り囲む周囲壁が、開放型受け皿内にキャビティを郭成し、底壁とそれを取り囲む周囲壁のうちの少なくとも一方が、患者の臀部の下への器の挿入と取り出しのための少なくとも1つの開口把手部を有する、剛性の開放型受け皿と、キャビティに挿入可能であり、底壁及びそれを取り囲む周囲壁の内側を少なくとも部分的に覆うとともに、受け入れた人間の排泄物を保持するために少なくとも1つの前記開口把手部を覆う便器ライナーと含む、便器キット。 請求項23 前記開口把手部が、前記底壁を貫通する貫通孔である、請求項22に記載の便器キット。 請求項24 前記開口把手部が、前記周囲壁を貫通する貫通孔である、請求項22に記載の便器キット。 請求項25 前記少なくとも1つの開口把手部が4つの開口把手部であり、前記4つの開口把手部のうちの3つが、前記底壁を貫通する貫通孔を有し、前記4つの開口把手部のうちの他の1つが、前記周囲壁を貫通する貫通孔を有する、請求項22に記載の便器キット。 請求項26 前記便器ライナーが使い捨てのライナーである、請求項22から25のいずれか一項に記載の便器キット。 請求項27 前記便器ライナーが、可撓性かつ不浸透性材料の層を有する、請求項22から26のいずれか一項に記載の便器キット。 請求項28 前記便器ライナーが吸収材料層を有する、請求項27に記載の便器キット。 請求項29 前記吸収材料層が、粉末結晶状と繊維状とのうちの一方のゲル剤を含む、請求項28に記載の便器キット。 請求項30 前記ライナーが袋である、請求項22から29のいずれか一項に記載の便器キット。 請求項31 前記ライナーが袋であり、前記吸収材料層が、前記袋の全体に散り広げられるか、前記袋の上に置かれるか、前記袋に取り付けられるかのうちの1つである、請求項28に記載の便器キット。
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